ザ・トライブ

複数の観点で捉えることができるので思いつくままに。

言葉

この作品はすべての会話は手話のみで言葉はない。なので手話が分からない人には会話の内容が分からない。

言葉にしなくても、表情やボディランゲージ、シチュエーションで何が起きてるのかそれとなく掴めることはできる。しかし読み取れるのはほんの一部であり、またそれが正解とは限らない。どれだけ読み取れるかは観察眼やその人の生きてきた経験にも依る。人により解釈は様々だろう。

人は自分の意志を伝える手法なくしてコミュニケーションが取れるような単純な生き物ではない。言葉、と言うか相手の理解できる言語で伝えることはとても重要だ。伝えなくても解ってもらおうとせず、相手が理解できるように伝えるという思いやりが大事なのかも。

言葉の強さ
この作品では何度か暴力的なシーンがある。直接的な暴力の他、おそらく手話での罵詈雑言もある。手話はジェスチャーを含むので怒りを強く感じるが、言葉で発せられるより深く傷つくことはない気がする。それだけ言葉には力がある、強い言葉は人の心を深く抉る。きっと逆もしかり。もっと言葉を意識しようと思った。

聾コミュニティ
実際のところは分からないのだがこの作品からは閉鎖的な感じを受ける。少し外界と隔たりがあり、それ故にその世界のルールが存在するような。別に聾者に限ったことではなく、そのような世界では暴力や犯罪が起こることはよくある話で、そこは聾者か聴者かとか関係ないと思う。

以上。
…書きなぐりになってしまった。。

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