星を継ぐもの

友達の薦めで読んだSF小説。
SF小説を読むのはこれが初めてかも。
慣れてないせいか最初は取っ付きにくかったが、
読むうちにどんどん引き込まれて行った。
元々自分は理系なので、科学や物理の話が出てくると興味を惹かれる。
難しい理論は今となっては理解出来ないが、
色んな事象を科学や物理で理論的に解明するのが面白い。
また、そのように根拠のあるデータで解明されるとそれが事実であるように思えてくる。
この物語もフィクションなのだが科学的に説明されてしまうと、
本当にそうだったのではないかと思えてしまう。
だとしたら、それは衝撃的な事実となるのだが・・・
また、この小説は”月で発見された人とそっくりの死体”の謎を解明する
ミステリー要素もある。
次から次へと出てくる証拠や理論で謎は更に深まってく。
その展開が飽きることなく物語へとのめり込ませる。
まだ宇宙は未知の部分が多い。
それ故この小説の最後で明かされる衝撃の事実も起こりえるのではないかと思えてします。
そのように空想を馳せるのも悪くないなと思う。

夜は短し歩けよ乙女

舞台「夜は短し歩けよ乙女」を観て、原作が読みたいと思い手に取った。
ジャンルは何と言えば良いのだろう。
一本筋が通ってるとすれば恋愛になるのだろうか。
でもその恋愛を軸に巻き起こる色々な事象がとても面白い。
物語は、”先輩”と”黒髪の乙女”の2つの視点で描かれてる。
舞台は京都。
物語の世界観がまた京都と言う土地に非常にマッチしている。
京都の街で繰り広げられる面白可笑しく、
摩訶不思議な世界。
ところどころに挟まれる詩的な表現が、
その世界を美しくもする。
これはファンタジーでもあるな。
登場人物も個性がとても強く、どの人物も憎めない。
愛すべきキャラクター達よ。
この人物とこの舞台があれば、
話はいくらでも膨らんで行くんじゃないかと思う。
この世界に迷い込んでみたい。
そう思った。

出会いの機会

“チャンスの神様は、前髪が長く後ろ半分は禿げていて、髪の毛がない。
チャンスが訪れたら、その前髪をしっかりとつかむこと。
後からつかもうと思っても、後ろ半分は髪の毛がないのでつかめない。”
と言う話を聞いた事がある。
要は、”その機会を逃したら、あとから掴もうとしても手遅れ”と言う事。
長く生きてる程これを実感出来るんじゃないだろうか。
自分も今まで何度となく機会を逃して来た事がある。
出会いの機会もそう。
“良いな”と思う出会いがあっても、
何も出来ず、後になって後悔した事は多々ある。
「あの時話しかけてれば」
「もっと突っ込んでアドレス交換しておけば」
チキンだった自分はよく一人反省会を開いてた。
だから後悔はしないよう積極的に動こうと決めた。
“これ”と思った時は行動するようにしてる。
もちろんうまく行かない事もある。
でも、「やらない後悔よりやった後悔」
やってダメだった方が自分も納得出来る。
・・・だけど、やっぱりうまくいって欲しい。
行動した事に後悔はない。
後悔はないが、”後悔”の感情は別にして、
失敗したら結局のところその出会いはそれ限りになってしまうのだから。
失敗した時は何かしら理由がある。
それが自分にあるのであればそれは改善する。
ホントに良い出会いの機会はそうそう無い。
だからその時しっかりとチャンスを掴むために
失敗を糧にもっと自分を高めて行こう。

尿膜管遺残 尿膜管切除手術

臍から膿が出て、尿膜管遺残と診断されてから約4ヶ月。
尿膜管の切除手術をしてきた。
何でこんなに日が経ったかと言うと、
急を要する手術でないので重度の患者の手術を優先された為である。
確かにこの間は臍の痛みや違和感は全くなかった。
それに猶予があったおかげで、
入院前に会社の仕事の引き継ぎなども行えた。
とは言え間空き過ぎだけど・・・
本人でさえ忘れかけてたくらいだ。
手術は腹腔鏡を使って行われた。
おかげで傷も小さく、入院期間も10日程度で済んだ。
手術日の前日の夜から、絶食。
手術は午後から行われ、歩いて手術室へ移動。
麻酔は全身麻酔なので、目を覚ました時には手術は終わってた。
傷は小さいと聞いてたので軽く考えてたが、
やはりそれでも術後は痛かった。
呻く程ではないが熟睡は出来なかったので、
痛み止めを処方してもらう。
術後1日目は腸の動きがまだ確認出来なかったので、
口に出来るのは水500mlのみ。
点滴だけでは腹が減るが、我慢する。
歩いても良いと言われたので、
早速歩いてみたが貧血を起こす。
急に動いたからだろう。
徐々に慣らしていって、夕方には歩けるようになった。
夜には腸の動きが見れたので、
翌日より粥が食べれる事になった。
術後2日目は、朝食は3分粥。
徐々に固形の食事に変わってく。
まだ、点滴、ドレーン、尿道バルーンが繋がってるので、
大人しく過ごす。
術後3日目。
点滴とドレーンが外された。
身軽になり、ちょくちょく歩くようにする。
術後4日目。
経過は順調。
痛みも大分引き、尿道バルーンにも慣れた。
普通に動ける感じがする。
術後5日目。
シャワー解禁。
尿道バルーンを付けたままのシャワーに悪戦苦闘するが、
久しぶりにシャワーでリフレッシュできた。
術後6日目。
気楽に過ごす。
油断し過ぎて、少し傷口が開いたのか
浸出液が少し出た。
術後7日目。
膀胱に造影剤を入れて、中を見る。
尿の漏れなどの異常も見られなかったので、
バルーンが外れる。
傷も塞がってるので抜糸もした。
もう退院し出来るだろうと言われる。
術後8日目。
退院。
この記事を書いてるのが、
丁度この日。
病院内では普通に歩けてたつもりだが、
日常生活に戻るとまだ体力が全快でないと気付く。
まあ、食事も制限無いし少しずつ戻ってくだろう。
傷も特に問題無い。
無茶してまた開かないように気をつけるだけだ。
取り敢えずこれで尿膜管遺残の治療は終了となる。