※ネタバレあり息子や周りの人と素直に接することができず、心を開けるのは妻だけという頑固者のアーサー。
そんな夫を理解し明るく献身的に寄り添う妻のマリオン。
その姿勢は最後の最後まで変わらない。ほんとうに素敵な妻だと思う。
彼女が歌ったtrue colorsほど心に刺さるtrue colorsは聴けないだろう。
その歌を聞いた後のアーサーの行動もすごいよく理解できる。
ああいう時にどんな顔をしたら良いのか分からないのだろう。
そんな性格だからずっと変わることなく生きてきたけど、
マリオンの死をきっかけに少しずつ変わろうとする。
最初はどう振る舞っていいか分からず、笑顔もぎこちないのだけど
少しずつ笑顔も自然になってくのがいい。
人が変わるってのはそう簡単なことでなく、
うまくいかないことがあり挫折しそうになった時もあるけどそれでもアーサーは一歩を踏み出した。
最終的に彼がそこまで行動できたのも全て愛ゆえにだろう。
ここ最近見た映画の中で一番泣いた。
何度も涙腺崩壊した。
家族の愛や夫婦愛、何かに踏み出す勇気、そういったものを感じさせてくれる作品だ。