「アイデアのつくり方」を始め、アイデアについて書かれた本は多い。
では、具体的にどのようにアイデアを出したら良いのか?
「アイデアのヒント」はそれに回答してくれる。
アイデアを出す具体的な方法をかいつまんで伝えると以下の様になる。
楽しもう!
楽しんでやった人程よい成果を上げる。
楽しむことで創造性が解き放たれ、
それはアイデアを手に入れる「種」となる。
自分を信じよう!
アイデアはそこにある、必ず見つかる。
そして自分にはそうしたアイデアが見つけられると信じること。
「その気」になろう
アイデアを手に入れたイメージを思い浮かべよう。
手に入れられる「だろう」とイメージするのではなく、
「すでにアイデアが手に入った」状態をイメージする。
子供に戻ろう
子供は無垢で自由であり、
クリエイティブな発想は子供の部分から生まれる。
大人の常識を捨てて、見るもの全てについてなぜそうなのかを考えてみる。
「知りたがり」になろう
好奇心を強く持とう。
型にはまった生活から抜け出したり、
意識して「見る」ことを学ぶ。
笑われることをおそれるな
勇気をもってアイデアを口にしよう。
冷笑したり皮肉を言う人も恐いのだ。あなたのアイデアをおそれているのだ。
だからこそ、いやみの一つも言ってみたくなるのである。
考え方のヒント
言葉にするのではなくイメージを思い浮かべてみよう。
水平思考で考えてみよう。
制限や限界や制約があると無意識のうちに作ってないだろうか?
逆に制約を作ってみよう。
ある枠組みの中で想像力はできるかぎり知恵を絞ることになり、そこから非常に豊かな発想が生まれる。
いろいろなものを組み合わせてみよう
似たものを探す。
「常識」を破る。
「もし、こうだったら」と考える。
ほかの分野の力を借りる。
冒険してみる。
質問を変えてみよう
問題が何かを正しく捉えることが非常に重要。
問題を正しくとらえてないと、間違った問題を解いてしまいかねない。
問題を言い換えてみるだけで正解への道が開け、
さまざまな解決法が浮かび上がってくるものだ。
情報をかき集めよう
アイデアを考えはじめる前に、できるだけの情報を集めることが肝心だ。
今取り組んでる問題にも何か見過ごされている関連性や、大切な情報がある筈だ。
それが問題を解く上での助けとなり、解決へのドアを開くカギとなるだろう。
とにかく数で勝負しよう
どんなアイデアでもいいからとにかくアイデアをいっぱいだしていくことが一番だ。
いつだって必ず別の答えはある。
それを探し出せばいいのだ。
いったん全部忘れてしまおう
心の中で小さな声が「うまくいかないなあ」と言い始めたら、
その問題を忘れて、ほかの仕事に取りかかる。
考えてはダメだ。その必要はない。筋肉が疲れたのとはわけが違うのだから。
ひらめいたら実践しよう
もしアイデアを手に入れたら、すぐに実践しよう。
本気になって、締め切りを作ろう。
使いそうな言い訳は「燃やして」しまおう。
アイデアを買ってくれる人がいないなら自分で売り出そう。
これらの内容の具体例や経験談なども本書では語られており、
アイデアという形の見えないものを手に入れる為の方法が
非常に分かりやすく書かれている。
普段の生活に取り入れたいヒントも幾つもあるので、
何度も読み返して身につけたいものだ。