※ネタバレあり
期待し過ぎてたせいか、落ちが予想の範疇だったので少し期待外れ。
と思いきや、最後の最後でやってくれた。
この手の妄想が入り交じる映画もよく見られるパターンで、
精神疾患が絡んでるときたらこのオチは読めてしまう。
でもそこで終わりではない。
最後の台詞は妄想からなのか、
はたまた正気だが妄想のフリをしたからなのか、
そこを考えると面白い。
この映画のキモは謎解きにあると宣伝されてる。
だけど、この監督らしく主である謎解き以外にも、
暴力や罪の意識、善悪などのテーマも織り込まれてる。
謎解きのために随所に散りばめられた布石、
その他のこの映画に込められたテーマ、
そう言った部分を意識しながらもう一度鑑賞すると
また違う発見があって楽しいのではないだろうか。