舞台「夜は短し歩けよ乙女」を観て、原作が読みたいと思い手に取った。
ジャンルは何と言えば良いのだろう。
一本筋が通ってるとすれば恋愛になるのだろうか。
でもその恋愛を軸に巻き起こる色々な事象がとても面白い。
物語は、”先輩”と”黒髪の乙女”の2つの視点で描かれてる。
舞台は京都。
物語の世界観がまた京都と言う土地に非常にマッチしている。
京都の街で繰り広げられる面白可笑しく、
摩訶不思議な世界。
ところどころに挟まれる詩的な表現が、
その世界を美しくもする。
これはファンタジーでもあるな。
登場人物も個性がとても強く、どの人物も憎めない。
愛すべきキャラクター達よ。
この人物とこの舞台があれば、
話はいくらでも膨らんで行くんじゃないかと思う。
この世界に迷い込んでみたい。
そう思った。