いま、殺りにゆきます
ずーっとミステリーばかり読んでたので、
ちょっとジャンルを変えてみた。
今回はホラーに手を出してみた。
この「いま、殺りにゆきます」は実話恐怖短編集。
一話一話読む度にブルーになる。
でも恐いもの見たさで、
後一話だけと思ってるうちに結局全部読んでしまう。
そして全部読み終わった後に残るのは絶望感。
それと軽い人間不信。
ある意味、幽霊などの霊的なものより壊れた人間の狂気の方が恐ろしい。
何を考えてるのか分からない。何をされるのか分からない。
相手の思考が全く理解出来ない事は本当に恐ろしい事だと思う。
ただ、同じ人間でありながら何故そうなってしまったのか?
そういう部分には少なからず興味はある。
しかし、この話が実話であるとするならば、
表に出ないだけで狂気に満ちた世界はすぐ近くにあるんだなー、と思う。
僕はそういう被害に遭ってないだけラッキーだな。
…と思ったら、
過去に一度不条理な暴力を受けた事があったっけ。
やっぱ危険な世界はすぐ近くにあるんだな。
ちなみにこの本、
ホラー映画を観て、夜一人でトイレに行けない人は読まない方が良い。
特に一人暮らしの女性には勧めません。
引っ越しを考える事になったとしても、
僕は引っ越し代は持ちません。