キスは愛という文字を完成させる最後のドット

ドット・ジ・アイ
前半部分は恋愛ものかと思ってしまった。
ただ、サブリミナル的に入る映像が
それだけでは終わらないと予感はさせるが。
フィルムの中の世界と現実の境目が一瞬曖昧になる。
だが最終的にはそこに一本の境界線が引かれる。
逆にこの境界を曖昧にしたままだったら、
マルホランド・ドライブのような難解な作品になったのかも知れない。
リアリティを求めようとした感はあるが、
やはり映画的な出来過ぎ感は否めない。
人物の内面描写も最後はちょっと薄っぺらだった気がする。
でも二転三転するストーリーはおもしろかった。

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