zoo
映画だとどんな作品を見ようかだいたい決める事ができるけど、
本に関しては疎いので取り敢えずぶらぶら回って決める事が多い。
なので店のオススメコーナーに陳列してある本や
装幀のデザインなどで選ぶ事が多い。
ZOOはオススメコーナーに置いてあり、
帯のコメントを読んで興味を惹かれた。
五つの短編集。
人間のダークな部分を書いたものから
心温まるものまでジャンルは色々。
僕はダークな部分が気になって買ったのだが…
一つ一つが丁度いい長さで
一気に読ませてくれる。
通勤電車の片道の時間が丁度一作品読めるくらい。
この作者の目の付けどころが面白いので
他の作品も読んでみようかと思う。
と言うかさっそく次の作品も買って来てしまった。
Category Archives: 本
ダ・ヴィンチ・コード
ダ・ヴィンチ・コード
ずっと前から読もうと思っており、
先週入院した機会に一気に読破した。
もう映画も公開するのだが、
歴史に隠されたミステリー等は好きなので、
じっくりと本で読みたいと思っていた。
内容はダ・ヴィンチの絵に隠されたメッセージ、
キリスト教の真実、秘密結社など
好物のネタばかり。
ストーリー自体も楽しめたが、
これらのネタの方がもっと楽しめた。
著者の新解釈が真実かどうかは分からない。
でも思考を巡らせてそれをあれこれと解釈するのは楽しい。
謎は謎のままだから楽しいのではないだろうか?
答えを知りたい気もするが、
知ってしまったらそこで知的欲求がストップしてしまう。
久々に好奇心をくすぐられた作品。
やっぱり現実のミステリーはおもしろい。
映画の方も公開したては混雑するので行きたくはないが
そのうち観に行くと思う。
東京タワー
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
友人の奨めで「東京タワー」を読んだ。
ボクとオカンと、そしてオトンとの生活を綴った、
ノンフィクション。
偶然にも最近見た映画、
「グッバイレーニン」のように
息子と母親がクローズアップされた内容。
只々、起こった出来事が余計な肉付けもされず、
淡々と綴られている。
故にリアルで共感され、胸を打たれた。
自分も息子であるから、
母親と息子の関係が痛いほどよく分かる。
そして、自分の母親もオカンのように
世話好きで人を持て成すのが好きである。
最近では身体も弱くなってきた。
母親の背中が小さく感じるようになった。
誰にでもいつかは訪れる悲しい現実。
恐くて、悲しくて泣けた。
もっと親孝行をしようと思った。
でも数日もすればまた、
どうしようもない息子に戻ってる。
いや、きっと親子とはそういうものなんだろう。
王の帰還
通勤時間にコツコツと読み進めて来た「指輪物語」もついに「王の帰還」に突入した。
クライマックスに向かうだけあって、この章が一番おもしろい。映画の方は時間や予算などの制約があるから仕方無いのだが、この章は特に映画より原作の方が好きだなー。
原作に忠実な映像も観てみたいと思う!
くすぶっていた熱がまた再燃してしまった。
二つの塔
「旅の仲間」から半月程経って、「二つの塔」を読み始めた。
原作を読んで気付いたのだが、映画は映画用に大分脚色されてるな、と。やはり見せる方に力が入ってるなと。
話の流れは映画も原作も同じだが、細かいとこは大分違う。そういう意味では再び楽しみながら読む事ができる。
14歳からの哲学
ある事柄に対して熟考する事は意外と楽しい。
この書は中学生ように書かれたものだろう。
巷にある哲学書とは違って、わかり易い。
答えを示してくれる訳ではないが(そもそも答えなんて無いのだが)、考えるきっかけを与えてくれる。