エレファント・ソング

閉鎖された空間での静かな心理戦。

ただし、そこまで複雑なものではない。
観終わってから「あれはどういうこと?」というのは無いが、あの時のあの台詞はこういう感情からだったのだなという気づきはある。
ミステリーが強い作品と思って観ると、そこは期待はずれになるかも。

裏には愛というテーマもある気がする。

望まれない出生のマイケル。
それ故に愛に飢えて、愛を知らない。
初めて愛されたのに、求めてくれないことを愛されてないと捉えてしまう。

死を決意した直前に遊びとも言える、嘘や騙しを入れて会話を楽しんだのは、素の自分と本音で話してくれる相手を求めてたのかもしれない。

実際はマイケルは愛されていた。
最終的に計画通り死ぬことを選択したマイケルは、そのことに気づけたのだろうか。
もっと希望のある人生を歩めてたかも知れないと思うと、彼の死は非常に悲しい。

リトル・ダンサー

軽快で小気味いい映画。

夢とか、青春、家族の愛、恋愛、友情、成長、笑いなど多くの要素を無理なくちょうどいい感じで一つにまとめられてる。

ビリーの活き活きとダンスをする姿は見ていて気持ちい。
ところどころ挿入される音楽のセンスもいい。

誰でも楽しめる作品。

シェルブールの雨傘

先日観た「ひまわり」と似たようなストーリーだったのは偶然か。
ただ、「ひまわり」よりはライトな感じだった。
やはりかつての恋人と結ばれなかった点は切なくもあるが、それぞれが別のパートーナーとそれなりにうまくやっていたのが幸いか。おそらくは過去の恋人は大切な想い出として、それぞれの家庭で幸せを築いていけるのでは、とそんな感じがした。

しかし、「選択」というのは本当に難しい。
仮にジュヌヴィエーヴがギイを待ち続けたとしても、戦争で死んでしまったかもしれないし、ギイの方が違う女性を選んでしまうこともある。
でもそれぞれの選択で折り合いをつけて、いかに幸せに変えていこうかとすることが肝心なのかなと。

あとこの作品は台詞が全て歌詞であり、また色彩が鮮やかで観ていて楽しい。それも重いテーマを軽くするのに一役買ってるのかもしれない。

ひまわり

切ない。

戦争の残酷さはこんなところまで影響するのか。
時代が時代であったならきっと幸せになったに違いない。

いっそアントニオは死んだことになってたほうが良かったのかもしれない。
知ったことでより悲しみが深くなったのだから。

もう二度と愛する人と一緒になれないと知りながら、それぞれの家庭で幸せになれることができるのだろうかと今後のことを考えると悲しく、切なくなる。

主題歌が印象的な作品であった。

ザ・トライブ

複数の観点で捉えることができるので思いつくままに。

言葉

この作品はすべての会話は手話のみで言葉はない。なので手話が分からない人には会話の内容が分からない。

言葉にしなくても、表情やボディランゲージ、シチュエーションで何が起きてるのかそれとなく掴めることはできる。しかし読み取れるのはほんの一部であり、またそれが正解とは限らない。どれだけ読み取れるかは観察眼やその人の生きてきた経験にも依る。人により解釈は様々だろう。

人は自分の意志を伝える手法なくしてコミュニケーションが取れるような単純な生き物ではない。言葉、と言うか相手の理解できる言語で伝えることはとても重要だ。伝えなくても解ってもらおうとせず、相手が理解できるように伝えるという思いやりが大事なのかも。

言葉の強さ
この作品では何度か暴力的なシーンがある。直接的な暴力の他、おそらく手話での罵詈雑言もある。手話はジェスチャーを含むので怒りを強く感じるが、言葉で発せられるより深く傷つくことはない気がする。それだけ言葉には力がある、強い言葉は人の心を深く抉る。きっと逆もしかり。もっと言葉を意識しようと思った。

聾コミュニティ
実際のところは分からないのだがこの作品からは閉鎖的な感じを受ける。少し外界と隔たりがあり、それ故にその世界のルールが存在するような。別に聾者に限ったことではなく、そのような世界では暴力や犯罪が起こることはよくある話で、そこは聾者か聴者かとか関係ないと思う。

以上。
…書きなぐりになってしまった。。

おみおくりの作法

※ネタバレあり

自分はこの作品に2つの軸を感じた。

1つは「孤独死」。
本当に天涯孤独の人もいれば、身寄りはいるのだけど誰にも葬儀に参列してくれない人もいた。

自分は死んだら灰になるだけだと思ってるので、葬儀なんてしてもらえなくても良いと思ってる。その金があれば生きてる人が使えと。
とは言え「死」と最後の時にあって、誰にも見送ってもらえないことはやはり悲しい。自分の人生は何だったのかと思う。
死んだらそう思うこともないのだけど、最後に誰かに手を合わせてもらえるような人生を送れてるだろうか。死の間際において後悔しないように今をしっかり生きなければと思った。

もう1つは「仕事」。
ジョンの仕事は上司を始め、殆どの人に理解してもらえない。
故人のために誠意を持って行動するのだけど、おせっかいと言われることも。
ジョンの仕事は意味がないと思う人もいるし、実際に死んだ人に意思はないのだからそれが良いかなんて分からない。
それでも真摯に自分の仕事をまっとうするジョンの姿は、社会で働くものとしては尊敬に値する。几帳面に丁寧に仕事をこなす姿はとても素敵だと思った。

そしてジョンの仕事は故人のためだけではなく、故人の生を尊重して生きた証を残すための仕事だと気付いた。すべての人には届かないかも知れないが、それが意味を持つ人も少なからずいる。

しかし、そんな多くの孤独死を見てるジョン自身が孤独であることが切ない。そしてそこに一条の光が刺した時にあの出来事だ。

確かにラストでジョンは今までの行いが報われたかもしれない。
でもそれは死後の世界でだ。
死んだものにそれは意味があるのか?
それは冒頭から常に問われてたことであり、自分としてはやはり生前にその報いを受けて欲しかったなと思う。
自分の目にはこのラストが少し残酷に写った。

ウェアラブルEXPO

ウェアラブルEXPOに行ってきた。
– ウェアラブルEXPO-装着型デバイス技術展

次の次代に向けての勉強といい情報あればと思って行ってきたが、とてもいい収穫ができた。
世の中の市場に出てないだけでこの業界の技術も大分進んでるようだ。
スマートグラスを扱ってる企業は沢山あったし、血圧や心肺など測定してデータとして活用する技術、金属製ニットなど自分の知らなかった技術もあり勉強になった。
やはりウェアラブルは今後かかせない技術となるだろう。

ただ今のところ殆どのプロダクトが未完成だなと思った。
それをどう普及させて行くのかが見えないものも多かった。そこはこれからの課題になると思う。案外想定してなかったところでその技術が役に立つこともあるし。自分も今日知った技術を頭の片隅に置いといて、何かの案件の時にこのカードは使えないか、検討できるようにしておこう。

また、多くのプロダクトがハードも、そこから取得したデータを扱うソフトも自分たちだけで完結していた。オープンソースのようにオープンにして、そのデータをいろんな人に扱ってもらう方が広がっていくような気がするのだが。

あとはUIとかもまだまだかなと思った。
新しい分野だけにその辺の経験が少ないからだろうけど、ここはWebやアプリの経験者が力を発揮できる可能性がある。

Webとウェアラブルは親和性が高く、一緒に組んで何かを作れる可能性は際限なく広いのにどちらの世界もまだまだ閉じてる気がする。

これからの世の中は業界を超えて繋がってくことが必要なのではないのだろうか。インターネットのように。

選択と集中

時間は有限である。
なので選択肢を少なくしてそれに集中するのが最も効果的である。

その考えは概ね同意する。

仕事なんかでもマルチタスクは効率が悪い。
一つの仕事を集中してこなすほうが効率がいい。

なので私生活でもやることを絞ったほうがいい。

blogを書き続けるのも今のところ自分の中では結構大きなタスクとなっている。
なのでこのタスクは削ったほうが他のタスクに集中できるのではと思ったりもしている。

ただ、blogを書き続けるのも、

  • アウトプット
  • 自分の思考を整理する練習
  • 文章を書く練習

の目的がある。

これは今後の自分のために必要なスキルであるので伸ばしたい。
なので今直ぐこのタスクを削るのがいい選択とも思えない。

続けてみなければ分からないこともあるし、このタスクが大きいのなら小さくする努力もまだしていない。

そもそも自分は好奇心旺盛でありやりたいことは多い。既にいろいろなやりたいことを削っている。ほとんどの時間はWebと仕事関連に割いてるので、選択してるといえばそうなのだ。

そう言えば削ったものに色恋沙汰も含まれている。さすがにこれもそろそろ真剣に考えていかなければならない気がしている…

ホビット 決戦のゆくえ

ロード・オブ・ザ・リングが好きな映画のひとつなので当然ホビットもマストな映画になるわけで。

ロード・オブ・ザ・リングの好きなところのひとつは綿密な世界観である。

原作を読むと分かるのだけど、その世界が実在したかのように作りこまれている。そしてそれを映画の世界にも反映されてるので観て数分で中つ国に旅立てる。

ホビットの原作は子供向けなのでどうしてもロード・オブ・ザ・リングと比べるとストーリーには物足りさはある。
映画に関してはあの内容からよくここまで膨らませたなというところもある。
原作を脚色することは好まない人も多いが個人的にはこのホビットもいい作品だと思ってる。

ロード・オブ・ザ・リングへとリンクしてる部分もありロード・オブ・ザ・リング最初からまた観たくなった。10時間以上の時間をいつ確保するかが問題だが…。

まあ、期待通りに面白かったのでまたDVDをセットで買うかも知れん。

 

 

時間を増やす方法

やりたいことが多すぎで時間が足りない。

これは多くの人が抱えてる問題だろう。

しかし、現実的に時間を増やすことはできない。
であれば何かに費やす時間を減らすことで、相対的に時間を増やすことができる。

どのように「何かに費やす時間」を減らすか。
以下の方法がある。

  • 睡眠時間減らす
  • 日々の隙間時間をなくす
  • 作業効率を上げる
  • 集中力を上げる

睡眠時間を減らす

一日の平均睡眠時間を6時間とすると、一日の1/4を睡眠で使ってることになる。
この時間を減らせればかなりの時間が確保できる。

短眠法というのがある。
睡眠は量より質だから熟睡できれば一日3時間睡眠でも大丈夫という考え方だ。
実際これに調整したことがあるが、どうも自分には向いてないらしい。
睡眠時間は削れても日中の集中力がガタ落ちで効率はよくない。
しかも体調も悪くなったので睡眠時間を削るのは向いてる人だけに勧められる最後の手段だと思う。

日々の隙間時間をなくす

テレビとかインターネットとかだらだらと時間を浪費することはないだろうか?
非生産的で無駄な時間だ。
例え5分だとしてもそれが積もり積もれば大きな時間となる。
「今だけ」とか「あとちょっと」とかそういう気持ちは排除して、ひとつひとつの行動に無駄をなくす意識が大事。
ただ、余裕がなさすぎるのも良くないのであくまで無理の無い範囲でやる。

作業効率を上げる

一日の大半は仕事の時間だ。
仕事の時間をなくせばいいのだが実際そうもいかない。であればひとつひとつの作業スピードをあげることで早く仕事がこなせ、その分空き時間ができる。
ツールとかやり方の工夫とかで幾らでも作業時間は短縮できる。
常に効率化を考えて短い時間で最大のパフォーマンスをあげることを意識する。
結果的には短時間でそれなりの収入も得られるようになるのでいいコトづくしだ。

集中力を上げる

作業効率を上げると意味的には同じ。
ツールややり方の工夫でも作業効率は上がるが、集中力をあげることも作業効率を上げることに繋がる。
おそらく集中してない状態で長い時間作業するよりは、集中して短時間作業するほうが成果も高いだろう。
人間の集中力は長時間は持続しないので、集中する時間と抜く時間をうまく調整することがポイントになると思う。
取り敢えず、以上か。
他にもあるかも知れないが、まずはこれらを身につけてみることを目標にしてみよう。

雑記・戯言・備忘録。気楽にやってます。気が向いたら更新。