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なぜレーシック難民は生まれるのか?

レーシック難民とは

レーシック手術を受けた後に、後遺症や何らかの目のトラブルに悩まされるが、眼科で満足な診療を受けることができずに困窮している人の総称。

レーシック難民とは – 新語時事用語辞典 Weblio辞書

レーシックを受けた後には高い確率で何らかの合併症や後遺症は起こる。
ただ、その殆どが軽度の「ハロ」や「グレア」、「ドライアイ」であり
時間と共に回復するか気にならなくなる程度まで落ち着く。

レーシックをやって良かったと言ってる方の中には、
軽度の合併症・後遺症は経験した方もいるだろう。
でも今は問題無くなったから「やって良かった」と言えるのだろう。

そういう人達からすれば、
レーシック難民の症状も「いずれ回復するだろう」と思うのかも知れない。

だがレーシック難民の場合はそうではない。

人によって症状は違うが、
軽度ではなく重度のドライアイ、
目の痛み、頭痛、眠れないなどの症状がある。
中には仕事ができなくなるなど日常生活に支障をきたす場合もある。
そしてそれが今なお続いてる。

手術した医院でアフターケアしてくれないの?

殆どのレーシックをやってる医院は手術後の保障を謳ってる。
であればそこで症状を回復する治療をしてもらえば良いのでは?と思うかも知れないが、
それができないから”難民”になるのである。

レーシック難民の人の症状は、
客観的な検査データに表れないタイプのトラブルが多い。
なのでどんなに苦しい症状を訴えても
医院側としては「データ上問題がない」として適切な治療をしてくれない。

だからレーシック難民の人は適切な治療をしてくれる他の医院を探すしかないのだ。
しかしレーシックの経験・知識があって適切な治療をしてくれる一般眼科を
探すのも難しいのが現状。
(そして当然違う医院を受けるので実費となる)

トラブルの大半は「過矯正」

必要以上の近視矯正をしてしまった「過矯正」を抱えるレーシック難民の人は多い。
目には調整機能がるため、実際には過矯正でも、
検査データ上では正視や軽い遠視と判断されてしまいやすい

過矯正は視力や屈折データに表れないため、見抜くには医師側にも経験が必要です。

ササッとわかる近視矯正手術「レーシック」で失敗しない本 より

結果、データ上問題無いので治療してもらえないと言うことになる。

しかし、これでは常に調整筋を酷使していることになり、目に多大な負担がかかる。
その結果として、近くが見え辛いなどの問題ばかりでなく、頭痛や吐き気あどの全身症状まで引き起こされる。
重度の症状になると、眠れなくなったり、鬱症状を引き起こすこともある。

そう言った苦しみを分かってくれないのもまた、
レーシック難民の人にとっては辛いことだと思う。

特に手術件数を増やしたい大手クリニックでは、
「視力1.5」を作り出すため画一的な治療を行っている場合がある。
しかし「視力1.5」は良い視力なのだろうか?
実際現代の日本では0.7〜1.0あれば日常生活に困らないと言われている。
逆にテレビやPC、読書を長時間する人にとっては1.5は目に負担が大きいと思う。

医者が言う1.5を鵜呑みにせずに自分に合った適正視力を考えることも、
レーシックのリスクを減らす為に必要なことだ。
これからレーシックを行う方はその辺りもしっかりと調べることを強く勧める。

レーシック難民に会ってきた

先日、知り合いのレーシック難民の方にお話を頂いて、
レーシック難民の方の集まりに出席してきた。
ちなみに自分も合併症持ち。
レーシックで合併症(角膜拡張症)になった私がレーシックについて書いてみる
自分以外のレーシック後遺症・合併症の方と会うのは初めてだったのだが、
一見するとみんな一般の方と見分けがつかない。
よく見てると目が辛そうだな、と言うのは感じるのだけど、
端から見たら健康な人達の集まりにしか見えない。
そんな感じで他の難民の方も一般の人達に溶け込んでるんだろうなと思った。
それがまたレーシック難民が周りに気付かれない一つの理由なのかも。
そこに集まった人はみんな精神的に強いと思う。
自分が合併症と自覚した時は、
その事実を受け入れるのに精一杯で何か行動を起こそうなどと思えなかった。
そしてみんなが共通して思ってる事は、
「これ以上レーシックの合併症・後遺症で苦しむ人を増やしたくない」
と言う事。
自分達がその状況にいるから、その辛さがよく分かる。
自分達が何かアクションを起こす事でそれをなくしていきたいと思ってる。
レーシックで成功する人の方が大多数で、
レーシック難民は少数派だ。
でも「少数派だから」で片付けられる程小さな問題ではない。
目の問題は一生の問題であり、
現実に日常生活に支障を来してる人もいるのだ。
その事実を世間に知ってもらって、
対策・改善をしていかないと
今のままでは一定数の割合で同じ様に苦しむ人達が生まれてしまう。
そして合併症・後遺症になった時に、
それの治療法が確立されてないことがまた危険なのだ。
銀座眼科の集団感染症のような事件性が高くないと、
なかなかメディアも世間も注目してくれない。
爆発的にこの事実を拡散するのは難しい事ではあるが、
自分達にできる方法で少しずつでも広げていきたい。
レーシック難民の方の中には、
適切な対応をしてもらえれば後遺症が改善するであろう人もいる。
例えば過矯正の再手術。
でも結局医師の方がなかなかそれを行ってくれないようだ。
保身のためか、技術力がないためか分からないが。
で、あればそうならないために最初の目標値について
もっと検討しないといけないのではないかと思う。
いずれにせよ、
良くなる可能性がある方には一日も早く
適切な治療が受けられるようになって欲しいと思う。
現在、レーシックの合併症や後遺症で悩んでる方は、
下記の様な活動があります。
参考になれば幸いです。
レーシック難民オフ会について~近視手術の後遺症対策研究会

レーシックで合併症(角膜拡張症)になった私がレーシックについて書いてみる

私について

私がレーシックを受けたのは約8年前。
術後は安定してたのですが、少しずつ見え方に変化が生じ
最終的に合併症である角膜拡張症になりました。
現在、右目は強度の、左は軽度の円錐角膜です。

左は眼鏡でもそこそこ矯正は出来るのですが、
右は特注のハードコンタクトレンズ以外では殆ど見えません。

円錐角膜
円錐角膜

もう昔の目に戻る事はできないので、
ここ数年はレーシックを受けた事からは目を背け普通に生活を送ってたのですが、
先日とあるきっかけで同じ様にレーシックの合併症・後遺症で苦しむ人達会う機会がありました。

私は今やレーシックは眼鏡・コンタクトと並ぶ視力矯正の手段として広く認知され、
その危険性も殆ど聞かないほど安全な手術になったのだなと思ってました。

でも実際には意外な程に最近レーシックを受けて後遺症で苦しんでる人がいると知り、
その事実に反してレーシックが気軽に捉えられてる風潮に疑問を持ちました。

もっと事実を広く知ってもらわなければならないのではないか?
合併症になった私だから伝えられる事があると思い書いてみました。

失敗のリスクは低いが失敗した時のリスクは大きい

レーシックは(現時点では)比較的安全な手術であります。
データー上これは事実でしょう。

ではその確率はどれくらいかと言うと、正確な数値は分かりません。

と言うのも合併症・後遺症になった人の数を調査する機関がないからです。
また私自身もそうだったのですが、
自由診療を受けて失敗した後ろ暗さや、心配かけたくない、認めたくない、考えたくない、など
理由は様々ですが失敗した事を公表する方も少ないです。
美容整形の失敗の心理に似た部分があると思います。

なので後遺症・合併症を持ってる方の潜在的な人数は想像している以上に多いと思います。
私の通院している眼科でも自分以外にレーシックの合併症・後遺症で来院している人は何人かいると聞いてます。

それでも失敗のリスクは数%くらいなのではと思ってます。

しかしその数%で合併症・後遺症を発生した時のリスクは大きいです。

例えば私の場合、特注のハードコンタクトレンズでなければ視力矯正ができないため、
眼鏡をしてる時は左目でしか物が見えません。
まだコンタクトレンズで矯正できてるのが幸いで、
酷ければ角膜移植しか手段はありません。

他に後遺症でよく聞くのがドライアイ、眼精疲労。
これはレーシックをやらなくてもなる人がいるので、
「その程度」にしか思ってない人が多いかもしれません。
しかし強度のドライアイで常に目薬を手放せない、
慢性の眼精疲労で目を開けてる間はずっと頭痛、吐き気に襲われる、
など日常生活に支障を及ぼすケースもあります。

これらも後遺症の一例であり症状は人により様々です。
中には後遺症が原因で仕事が続けられなくなり退職を余儀なくされた方もいます。

悪い意味で人生が変わります。
そしてそれが一生続くかも知れないのです。

レーシック手術の落とし穴

レーシック難民

誰が言い出したかは知りませんが、
レーシックで合併症・後遺症に苦しんでる方をこのように言います。

レーシックを受けた後に後遺症などの不調を手術した医院に訴えるのですが、
対応が悪く軽くあしらわれ、悩んだ末に他の医院に行きます。
しかし、レーシックを受けた場合それを理由に診察を断られる事があります。
または診察してもらえてもその眼科医にレーシックの知識が無く
目薬などを処方されても根本的な問題は解決しない事もあります。
結局また違う医院を転々とするハメになる。
その様な状態から「レーシック難民」と言われる様になったのでしょう。
どこを頼ったら良いか分からない。その様な状況に陥る事もあります。

レーシックの失敗例が知りたければ、
「レーシック難民」で検索してみて下さい。

「レーシック 失敗」「レーシック 後遺症」などでは
SEO業者やアフィリエイターに浸食されてるので正しい情報が見つかりにくいです。
いずれ「レーシック難民」のキーワードも荒れるのでしょうが…
参考:レーシック手術の失敗例がネット上であまり見つからない理由 – 役立つちゃんねる

ここではレーシックの合併症・後遺症について事実が読めるサイトも紹介しておきます。

レーシック質問・相談掲示板 | レーシックを考えるページ
レーシック難民の方が活発に書き込みをされてます。
また、親身に答えてくれる事が多いので、
不安な事があれば質問してみると良いでしょう。

近視手術の後遺症対策研究会~レーシックの失敗は少ないのか?
レーシックの後遺症の情報が豊富です。

レーシックの成功例についてはあえて紹介するまでもなく沢山あるので割愛させてもらいます。

人に勧める前に考えて下さい

「レーシックが成功して今までと世界が変わった。」と言うのは嘘では無いと思います。
私もほんの一時期ですがそれを体験できた事はありました。
なのでその感動を人に伝えたいと言う気持ちは分かります。

しかしその前に考えてみてください。
レーシックで合併症・後遺症を患う確率はほんの数%程度かも知れません。
しかし、あなたがレーシックを勧めた人がその数%の確率で後遺症を発生し
その後の人生を狂わす事になったら、あなたはその罪悪感に耐えれますか?
実際レーシック難民の方には知人に勧められてレーシックを受けられた方がいます。
その方は紹介した人を非難する様子では無かったですが、
私がその人の立場だったら相手を責めてたかも知れません。

レーシックをされて成功した事は本当に良い事だと思います。
ただ、絶対の保証の無い手術を他人に勧めるのは如何なものでしょうか。

「私は成功したしやって良かったと思う。
だけどリスクもあるので安易に勧める事はできない」
もし私が成功してたとしたらこの様に話すと思います。

これからレーシックを受けられる方へ

事実、レーシックで失敗する確率は低いです。
なのでリスクを知った上でやはりレーシックを受けようと思う方はいるでしょう。
また、特別な理由や強い意志があって受ける方もいるでしょう。
私も成功を否定してる訳ではありません。

私からはこれから受ける人達に以下の事を伝えておきたいです。
「自分の身は自分で守れ」と。
特にレーシックにおいて無知は危険です。
私も受ける医院に関しては調べましたが、
レーシック手術に関しては表面上しか知りませんでした。

そして術前に一つの医院だけでなく、
セカンド、できたらサードオピニオンまで受けてください。
医院によって検査結果や診断結果が違う様であればそれを明確にしてください。
心配な点・不明な点があれば時間をかけて解決し、
納得できない点があれば止めるのも選択肢の一つです。

時間とお金がかかると思いますが、目は一生の問題です。
そのリスクを減らすためなら必要な出費ではないでしょうか。

最後に

本当はこの内容を一番見てもらいたいのはレーシックをする医師です。
(行政もですが…。ここでは医師に対して言及します)

もちろんレーシックに真剣に取り組んで
患者の事を考えてくれる医師の方がいるのは知ってます。
ただ、残念な事にレーシックを商品としか考えてないのではないかと思える様な医師もいます。
レーシック難民の方は本当に苦しんでるのに、
術後は適当にあしらわれる事が多いと聞いて本当に驚いています。
彼らの様な医師にとって何百人の一人は許容範囲でしかないのでしょうか?
一人に後遺症が残っても、他の何百人が成功すれば問題ないのでしょうか?
後遺症の方にとっては一分の一です。
一生の問題です。

その人の人生を左右しかねない手術を行っているのだと、
そう言った意識を持って欲しいと思います。

…きっとそのような想いは彼らには殆ど通じないのでしょうが、
多くの方がレーシックについて正しい知識を身につけてもらうことで
「ここの医院は大丈夫なのか?」
「この医師は信頼できるのか?」
と言った疑問を持ってもらう事で、
患者の事を考えない医師や医院が淘汰される一つのきっかけになってくれればと思ってます。

とにかく私としては同じ様に苦しむ人をこれ以上見たくありません。
レーシックの合併症・後遺症に悩む方が増えない事を切に願います。
それが私が個人ブログで公表した一番の理由です。