マダム・イン・ニューヨーク

※ネタバレあり

「その気持わかるわ」と心のなかで思うシーンが幾つもあった。
一人異国に行って心細くなって家族に電話してしまうことや、少しずつ英語を話せるようになってく喜び、国の違う人同士が同じ目標に向かって一緒に頑張る気持ち、などなど。
そういう経験が自分にもあるのですごく感情移入できた。

全体を通して感じたのは女性、特に母親視点だということ。
自分は女性でもなければ結婚もしてないので正確には分からないが、同じように母親という枠に押さえつけられ自分の人生を謳歌できてない人は多いのではと思う。
「母親なんだから」ということで全てを家族に捧げ、それでいてそれが当然のように扱われ、それ以外の能力を否定され続けたらそれは自分の価値も揺らいでしまうものだろう。

だから、そこからシャシが少しずつ自分の価値に気付き踏み出そうとしてく行動は自然と応援したくなる。
ただなかなか思うどおりに行かないこともあるのだけど。
そこがまたこの映画に深みを出してるところだと思う。

最後のスピーチは自分にそして家族にも向けての言葉でもあった。
個人的にはシャシを「菓子作り以外に才能のない母親」という枠に閉じ込めようとする旦那に腹が立ちもしたが、それも受け止めた上で家族が大切だと言っている。
自分に自信がない時は相手と衝突してしまうが、自分に自信が持てればもっと大きな心で受け止めて愛せると言うことか。
NY滞在で自分の価値を再認識できたシャシは今後より家族で幸せになっていくだろうと思う。

結果的にとてもいい形でまとまったと思う。
女性は一歩踏みだす勇気を、男性は助成に対する見方が変わるのではないだろうか。

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