マダム・イン・ニューヨーク

※ネタバレあり

「その気持わかるわ」と心のなかで思うシーンが幾つもあった。
一人異国に行って心細くなって家族に電話してしまうことや、少しずつ英語を話せるようになってく喜び、国の違う人同士が同じ目標に向かって一緒に頑張る気持ち、などなど。
そういう経験が自分にもあるのですごく感情移入できた。

全体を通して感じたのは女性、特に母親視点だということ。
自分は女性でもなければ結婚もしてないので正確には分からないが、同じように母親という枠に押さえつけられ自分の人生を謳歌できてない人は多いのではと思う。
「母親なんだから」ということで全てを家族に捧げ、それでいてそれが当然のように扱われ、それ以外の能力を否定され続けたらそれは自分の価値も揺らいでしまうものだろう。

だから、そこからシャシが少しずつ自分の価値に気付き踏み出そうとしてく行動は自然と応援したくなる。
ただなかなか思うどおりに行かないこともあるのだけど。
そこがまたこの映画に深みを出してるところだと思う。

最後のスピーチは自分にそして家族にも向けての言葉でもあった。
個人的にはシャシを「菓子作り以外に才能のない母親」という枠に閉じ込めようとする旦那に腹が立ちもしたが、それも受け止めた上で家族が大切だと言っている。
自分に自信がない時は相手と衝突してしまうが、自分に自信が持てればもっと大きな心で受け止めて愛せると言うことか。
NY滞在で自分の価値を再認識できたシャシは今後より家族で幸せになっていくだろうと思う。

結果的にとてもいい形でまとまったと思う。
女性は一歩踏みだす勇気を、男性は助成に対する見方が変わるのではないだろうか。

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僕は「わたしの国にも発送して欲しい」というリクエストをしていたので、発送が始まった連絡とともに$15のクーポンもいただきました。

近々届く予定なので届いたらレビューも書いてみます。

10年後のビジョンを描けるか

よく自己啓発なんかの本では、10年後の自分の姿を具体的に想像してその状態を文章などにして何度も見返せるようにしたり、その時に手に入れておきたいものの写真などをスクラップして毎日見えるところに貼っておく、など書かれている。
要は潜在意識に目標を刷り込んで、そこに向かって適切な選択をできるようにするためだと思う。

だけど、自分にこの方法は向かない。
なぜなら10年後のビジョンを明確に描けることができないからだ。
10年後どころか5年後もよく見えない。

遠い将来どうなっていたいか、そういうビジョンを僕は持っていない。

今はWebデザイナーという職種が天職だと思ってるが、この仕事だって自分が幼い頃はなかった職業だ。
その時代に将来Webというものが存在するなんて想像もつかなかった。

今の変化が激しい世の中で10年後どうなっているのかを想像するのは容易でない。
想像もつかないような変化が訪れる可能性も十分にある。

そんな時代だから僕は遠い未来ではなくてもっと近い未来、2年、3年後を見ている。
その近い未来に自分が成しておきたいことに向けてどのような行動・選択をすれば良いか、それを指針としている。

ちなみに10年後のビジョンを描けないと言ったが、こんな方向に進みたい、といったモヤッとしたものはある。
それは指針のようなもので、今は北か南かくらいの非常に大雑把なものではあるが、その方向に向かう限りは自分の気持ちに従って動けてるのだと思う。

夢の達成の方法、成功の方法なんて一様ではないと思う。
周りや誰かの言葉にとらわれず自分の生きたいように生きること、自分の心に素直に生きることを大切にしたい。