夏の嵐

※ネタバレあり
ダメな男に惚れ込んで最終的にどちらも身を滅ぼすのは恋愛によくある展開で、
それの豪華絢爛版といったところか。
フランツは本当の最低の男だ。
最後の結末も自業自得としか言いようがない。
リヴィアは?
最終的には全てを失ってしまったのだが、
こちらもやはり自業自得ではないだろうか?
悪いことと知りながらも大事な資金をフランツに差し出す。
それまではまだ恋に溺れたしょうがない人として見れたが、
そのシーン以降は嫌悪感すら抱いた。
もしかしたらフランツも、最初は騙すつもりなどなかったが、
あまりにリヴィアが全てを与えてくれるから
それで段々欲が出てきたのではとも思った。
まあ、本編を見る限りそれはないのだが、
そうであってもおかしくはない。
このような自分さえ良ければ的なのは愛とは言わないと思う。
残念ながら僕はこういうのには全く感情移入できない。
それ程の激情のような恋愛をしてないからなのかも知れないけど。
人によっては共感でき、ハッとすることのある作品ではなかろうか。

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