天井桟敷の人々

古典文学のような香りがした映画だ。
「運命」という言葉が思い浮かぶ。
それは良い時も悪いときも使われるが、
ここでは後者の方だ。
あの時ああしていれば
あの時こうしていれば
ちょっとずつズレた歯車は二度と噛み合うことはない。
人生とは多かれ少なかれこのようにうまくいかない事がある。
この作品にはフィクションにありがちなご都合主義はない。
ただリアルに、過去の選択が重くのしかかる。
ひとつひとつの選択で人生は変化していき、
それがどのような形になろうとも
その中で希望を見つけてただ生きてくしかない。
それもまた人生なんだなと思った。
この作品は本当に人間の心理がよく描かれていると思った。
またパントマイムも一見の価値あり。
無言でここまで情景や感情を表現できるのかと感動する。
同じパントマイムでもチャップリンとはまた感じが違う。

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