ベン・ハー

※ネタバレあり
スペクタル映画と言う言葉がピッタリな作品。
ベン・ハーも勧善懲悪の英雄ではなく、
怒りや復讐の感情もある人間臭いところがいい。
実在した人物が自然に取り込まれてるので、
僕はてっきりノンフィクションだと思って観てた。
事実ありえなくもない話だと思う。
だから余計にのめり込んだのかも知れない。
海上でのシーンも面白かった。
船艇で囚人を駒のように扱うシーンは狂気に満ちている。
実際そう言うことが現実にあったのだと考えると寒気がする。
しかしあの人を見下したムカつく将軍が義父になるとは。
人生何があるか分からない。
見せ場の一つである競馬シーン。
ただの馬の競争かと思ったのだがとんでもなかった。
迫力、臨場感が素晴らしい。
これを劇場のスクリーンで観れたのは幸せなことだった。
何より製作された時代を考えると、
そのカメラワーク、技術に驚かされる。
どのようにして製作したのか裏側が気になる。
4時間と言う長丁場だが、それを感じさせない展開。
最後の奇跡は予想通りだったのだが、
それでも感動せずにいられない。
その前にユダ親子の葛藤が詳細に描かれてたからだろう。
歴史ありドラマありアクションあり。
大変満足のいく作品だ。

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