レーシックで合併症(角膜拡張症)になった私がレーシックについて書いてみる

私について

私がレーシックを受けたのは約8年前。
術後は安定してたのですが、少しずつ見え方に変化が生じ
最終的に合併症である角膜拡張症になりました。
現在、右目は強度の、左は軽度の円錐角膜です。

左は眼鏡でもそこそこ矯正は出来るのですが、
右は特注のハードコンタクトレンズ以外では殆ど見えません。

円錐角膜
円錐角膜

もう昔の目に戻る事はできないので、
ここ数年はレーシックを受けた事からは目を背け普通に生活を送ってたのですが、
先日とあるきっかけで同じ様にレーシックの合併症・後遺症で苦しむ人達会う機会がありました。

私は今やレーシックは眼鏡・コンタクトと並ぶ視力矯正の手段として広く認知され、
その危険性も殆ど聞かないほど安全な手術になったのだなと思ってました。

でも実際には意外な程に最近レーシックを受けて後遺症で苦しんでる人がいると知り、
その事実に反してレーシックが気軽に捉えられてる風潮に疑問を持ちました。

もっと事実を広く知ってもらわなければならないのではないか?
合併症になった私だから伝えられる事があると思い書いてみました。

失敗のリスクは低いが失敗した時のリスクは大きい

レーシックは(現時点では)比較的安全な手術であります。
データー上これは事実でしょう。

ではその確率はどれくらいかと言うと、正確な数値は分かりません。

と言うのも合併症・後遺症になった人の数を調査する機関がないからです。
また私自身もそうだったのですが、
自由診療を受けて失敗した後ろ暗さや、心配かけたくない、認めたくない、考えたくない、など
理由は様々ですが失敗した事を公表する方も少ないです。
美容整形の失敗の心理に似た部分があると思います。

なので後遺症・合併症を持ってる方の潜在的な人数は想像している以上に多いと思います。
私の通院している眼科でも自分以外にレーシックの合併症・後遺症で来院している人は何人かいると聞いてます。

それでも失敗のリスクは数%くらいなのではと思ってます。

しかしその数%で合併症・後遺症を発生した時のリスクは大きいです。

例えば私の場合、特注のハードコンタクトレンズでなければ視力矯正ができないため、
眼鏡をしてる時は左目でしか物が見えません。
まだコンタクトレンズで矯正できてるのが幸いで、
酷ければ角膜移植しか手段はありません。

他に後遺症でよく聞くのがドライアイ、眼精疲労。
これはレーシックをやらなくてもなる人がいるので、
「その程度」にしか思ってない人が多いかもしれません。
しかし強度のドライアイで常に目薬を手放せない、
慢性の眼精疲労で目を開けてる間はずっと頭痛、吐き気に襲われる、
など日常生活に支障を及ぼすケースもあります。

これらも後遺症の一例であり症状は人により様々です。
中には後遺症が原因で仕事が続けられなくなり退職を余儀なくされた方もいます。

悪い意味で人生が変わります。
そしてそれが一生続くかも知れないのです。

レーシック手術の落とし穴

レーシック難民

誰が言い出したかは知りませんが、
レーシックで合併症・後遺症に苦しんでる方をこのように言います。

レーシックを受けた後に後遺症などの不調を手術した医院に訴えるのですが、
対応が悪く軽くあしらわれ、悩んだ末に他の医院に行きます。
しかし、レーシックを受けた場合それを理由に診察を断られる事があります。
または診察してもらえてもその眼科医にレーシックの知識が無く
目薬などを処方されても根本的な問題は解決しない事もあります。
結局また違う医院を転々とするハメになる。
その様な状態から「レーシック難民」と言われる様になったのでしょう。
どこを頼ったら良いか分からない。その様な状況に陥る事もあります。

レーシックの失敗例が知りたければ、
「レーシック難民」で検索してみて下さい。

「レーシック 失敗」「レーシック 後遺症」などでは
SEO業者やアフィリエイターに浸食されてるので正しい情報が見つかりにくいです。
いずれ「レーシック難民」のキーワードも荒れるのでしょうが…
参考:レーシック手術の失敗例がネット上であまり見つからない理由 – 役立つちゃんねる

ここではレーシックの合併症・後遺症について事実が読めるサイトも紹介しておきます。

レーシック質問・相談掲示板 | レーシックを考えるページ
レーシック難民の方が活発に書き込みをされてます。
また、親身に答えてくれる事が多いので、
不安な事があれば質問してみると良いでしょう。

近視手術の後遺症対策研究会~レーシックの失敗は少ないのか?
レーシックの後遺症の情報が豊富です。

レーシックの成功例についてはあえて紹介するまでもなく沢山あるので割愛させてもらいます。

人に勧める前に考えて下さい

「レーシックが成功して今までと世界が変わった。」と言うのは嘘では無いと思います。
私もほんの一時期ですがそれを体験できた事はありました。
なのでその感動を人に伝えたいと言う気持ちは分かります。

しかしその前に考えてみてください。
レーシックで合併症・後遺症を患う確率はほんの数%程度かも知れません。
しかし、あなたがレーシックを勧めた人がその数%の確率で後遺症を発生し
その後の人生を狂わす事になったら、あなたはその罪悪感に耐えれますか?
実際レーシック難民の方には知人に勧められてレーシックを受けられた方がいます。
その方は紹介した人を非難する様子では無かったですが、
私がその人の立場だったら相手を責めてたかも知れません。

レーシックをされて成功した事は本当に良い事だと思います。
ただ、絶対の保証の無い手術を他人に勧めるのは如何なものでしょうか。

「私は成功したしやって良かったと思う。
だけどリスクもあるので安易に勧める事はできない」
もし私が成功してたとしたらこの様に話すと思います。

これからレーシックを受けられる方へ

事実、レーシックで失敗する確率は低いです。
なのでリスクを知った上でやはりレーシックを受けようと思う方はいるでしょう。
また、特別な理由や強い意志があって受ける方もいるでしょう。
私も成功を否定してる訳ではありません。

私からはこれから受ける人達に以下の事を伝えておきたいです。
「自分の身は自分で守れ」と。
特にレーシックにおいて無知は危険です。
私も受ける医院に関しては調べましたが、
レーシック手術に関しては表面上しか知りませんでした。

そして術前に一つの医院だけでなく、
セカンド、できたらサードオピニオンまで受けてください。
医院によって検査結果や診断結果が違う様であればそれを明確にしてください。
心配な点・不明な点があれば時間をかけて解決し、
納得できない点があれば止めるのも選択肢の一つです。

時間とお金がかかると思いますが、目は一生の問題です。
そのリスクを減らすためなら必要な出費ではないでしょうか。

最後に

本当はこの内容を一番見てもらいたいのはレーシックをする医師です。
(行政もですが…。ここでは医師に対して言及します)

もちろんレーシックに真剣に取り組んで
患者の事を考えてくれる医師の方がいるのは知ってます。
ただ、残念な事にレーシックを商品としか考えてないのではないかと思える様な医師もいます。
レーシック難民の方は本当に苦しんでるのに、
術後は適当にあしらわれる事が多いと聞いて本当に驚いています。
彼らの様な医師にとって何百人の一人は許容範囲でしかないのでしょうか?
一人に後遺症が残っても、他の何百人が成功すれば問題ないのでしょうか?
後遺症の方にとっては一分の一です。
一生の問題です。

その人の人生を左右しかねない手術を行っているのだと、
そう言った意識を持って欲しいと思います。

…きっとそのような想いは彼らには殆ど通じないのでしょうが、
多くの方がレーシックについて正しい知識を身につけてもらうことで
「ここの医院は大丈夫なのか?」
「この医師は信頼できるのか?」
と言った疑問を持ってもらう事で、
患者の事を考えない医師や医院が淘汰される一つのきっかけになってくれればと思ってます。

とにかく私としては同じ様に苦しむ人をこれ以上見たくありません。
レーシックの合併症・後遺症に悩む方が増えない事を切に願います。
それが私が個人ブログで公表した一番の理由です。

「レーシックで合併症(角膜拡張症)になった私がレーシックについて書いてみる」への1件のフィードバック

  1. はじめまして!
    私もレーシック後の角膜拡張に悩んでおります。
    現在、ハードコンタクト+眼鏡で視力を出していますが、
    まだ視力が低下しているようです。
    レーシックを受けたクリニックで、クロスリンキングという治療をしてもらったのですが、私の場合これもまた進行させてしまったようです。
    いつかは角膜移植かもと思うと不安でたまりません。
    このような後悔をする方が1人でも減る事を切に願います。

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