ゴッドファーザー Part1

前半はマーロン・ブランド演じるドン・コルレオーレの存在感がとにかく凄い。
権力があり、仲間に慕われ、家族仲間を大切にする。
ドン・コルレオーレをカッコいいと思ってしまう人は多いのではないだろうか。
僕も彼にファミリーと行って欲しいと思う程。
だがしかしそれは別の世界から見てるから言える事で、
実際に裏の世界は非常に危険で耐えられるものではないだろう。
特に権力が増せば増す程常に死と隣り合わになる。
仲間が裏切る事も考えたら人間不信にもなりそうだ。
気を許す事のできない状態で毎日を過ごす。
余程精神的にタフでないと厳しいだろう。
そして計らずも後を継ぐこととなったアル・パチーノ演じるマイケル。
後半の主役は彼だろう。
裏の稼業を嫌い好青年として過ごしてた頃の笑顔は消え、
マフィアの世界に染まるにつれ冷酷な表情になって行く。
二代目の貫禄がついた頃には昔の面影は全くない。
人はこうして悪に染まっていくのだなと思う。
そしてその様をアル・パチーノが見事に演じてる。
全体的に完成度が高く、各俳優の名演も見逃せない作品だ。

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