ケータイ小説大賞 あたし彼女

昨年くらいから話題になってるケータイ小説。
ずっとスルーして来たが今回ネットで話題になってたので
「一度どんなものか知っておくのも大事だな」
と思い読んでみた。
第3回日本ケータイ小説大賞:あたし彼女
多くの人が評価してる通り、
自分も正直最初のページを開いて
「え?こんなのが大賞?」
と首を傾げた。
しかしここで一度頭をリセットした。
偏見をなくしてちゃんと評価してみようと。
文体は改行が多く、独特のリズムだ。
だが、これはこれで新しいスタイルとして捉えればそれもアリだと思う。
特にケータイ小説は中高生辺りが中心だろう。
ケータイ世代の彼らにはこのスタイルがハマりやすいのかも知れない。
そして小説の内容なのだが、
頑張って読破しようとしたが2章まで読んで挫折した。
いや、最初はプロローグで挫折したのだが、
それでも頑張って2章まで行ったのだ。
どうにも先を読む気が起きない。
そこでこちらの現代語約を参考にさせてもらった。
「あたし彼女」現代語訳 – 藤棚の上
こっちは最後まで読んだ。
で、感想なんだが
「こんなのが大賞?」
と再び思った。
リアリティが低いのだ。
現代語約を読んだ感想だから、そうじゃない部分もあるかも知れないが、
2章まではしっかりと原文を読んで思う意見だ。
例えばアキがトモに惹かれてく事に関してだが…
アキは今までに何人の男と付き合って、何十人の男とセックスしてるって設定だ。
それがトモと言う男だけに何故特別な感情を抱いたかが理解できない。
プレゼントの下りでも、そんなに特別な事なのか。
だとしたらアキが今まで付き合った男ってどんだけダメ男だったんだよって話だ。
また、トモはアキが元カノのカヨに似てるから惹かれたらしい。
けどアキとカヨは外見が似てるだけで性格は全然違う。
じゃあ何か?トモはカヨの外見が好きだったのか?
いや、そうじゃない。性格的な部分が好きだったと言ってる。
外見だけそっくりで中身はビッチな女。
そんな簡単に惹かれるものか?
もっと複雑な心境なんじゃないかと思う。
そんなこんなで突っ込みどころは満載だ。
でも自分は批評家じゃない。
これが大賞に選ばれたと言う事はそこにはそれなりの理由があるのだろう。
一番の理由としては、
メインターゲットである中高生にはこの程度の内容がウケが良いのだろう。
逆に一般人受けするような小説ではウケが悪いのだと思う。
だから自分らが理解できなくても当然なのだ。
でもこの小説を良いと言ってる中高生達には、
世の中の小説は全て同じような感じのものだと勘違いしないで欲しい。

日本企業の生産性は低い

“ホウレンソウ”は第二の”カロウシ”になるか
日本企業は外国の企業に比べ生産性が低いと。
それを具体的に表したのが以下の文。(抜粋)
「ある企画を通す際のプロセス」
■日本企業
1.業者と打ち合わせ。決定権が無いので持ち帰ってプレゼン資料作成。
2.課長に説明「ふーん、わかった。じゃあ部長に相談して」
3.部長に説明「ふーん、わかった、じゃあ事業部長に(略)」
4.事業部長「これ、こうした方がいんじゃない?課長ともう一回相談して」(①に戻る)
それは僕も昔から感じてる。
■海外企業
1.業者と打ち合わせ。その場で決定か、上司一人に報告して決定。
この差である。
とにかく日本には無駄と思われる行程が多い。
日本がこのような無駄な行程を踏まなければならないのは、
下の者には決定する権限、つまり責任がないからである。
人によっては「下の者に決定権持たせて失敗したら、
上の自分も責任を負わなければならないじゃないか。」
と言う人もいるのだろう。
そもそも日本の社会がそういう風習なのだろう。
個人個人に責任を持たせ、失敗したら最悪クビもありうる。
非常にシビアだと思うがその体制が整えれば無駄な行程も減り、
仕事もスムーズに進むと思う。
それに責任を持つと言う事は、仕事に対して取り組む姿勢も養われると思う。
強いては成長に繋がると思う。
日本の社会も徐々に年功序列から実力主義が評価されるようになってきている。
それに伴い責任を個人個人に持たせる体制を作って行って欲しい。
誰だって休みは多い方が良いだろう。
生産性を上げる為に、出来る事はいろいろあるのだ。

一眼レフ購入

念願の一眼レフ購入。
買ったのは、Canon EOS Kiss X2。
エントリークラスながら機能的には申し分無し。
簡単撮影モードも備えてるので、
コンパクトデジカメに慣れた自分でも簡単に撮影が出来る。
もちろんより良い写真を撮るなら、
絞りやシャッター速度など調整できるようにならないといけないが。
慣れないうちは絞り、シャッター速度、露光料、ホワイトバランス、etc・・・
どれをどの値に設定するとどんな仕上がりになるかが、
まだイメージできない。
しっかりとその機能の意味を理解して、
どの値でどんな仕上がりになるのか経験で覚えて行かないと。
だからまず自分で色々設定を変えて”慣れ”ないと。
本当は、EOS Kiss X2 + AF18-270mm F/3.5-6.3 DiII VCの組み合わせを検討してたのだが、
やや予算オーバー。
何度か電機屋に通って店員さんと相談してる時に、
「レンズキットを本体のみとほぼ同じ価格にしてあげるから、
また予算が出来たら欲しかったレンズ買いに来ては?」
と提案されたのでその案に乗った。
なので今はレンズは、EF-S18-55mm F3.5-5.6 ISのみなので撮れる写真も限られるが、
現時点ではまだ十分だと思う。
しかしやっぱり一眼はコンパクトデジカメとは全然質が違う。
ますます写真を撮る事が楽しくなった。

新型iPod nano発表

新型のiPod nanoが発表された。
大きく変わったのは、
外見が細長くなった事と加速度センサーが搭載された事だろう。
シェイクして曲をシャッフル、横向きに回転させてCover Flowに切り替え、
なんて事もできるようになった。
第2世代iPodが使えなくなって、
暫定的にshuffleで乗り切ってるがそろそろ容量のあるiPodが欲しいところ。
当初はiPod touchにも惹かれたが、
考えてみれば音楽聴く以外ゲームとかあまりやらないし
コストの面でもnanoが一番買いかなと。
個人的には前回のnanoより今回の方がデザインも好きだし、
購入プラン立ててみるかな。
apple

イントゥ・ザ・ワイルド

イントゥ・ザ・ワイルド
主人公であるクリスにとても共感できた。
地位や名誉の社会や、物質・文明に支配された世の中から逃げ出して、
何も持たない裸の自分で大自然の中で生きる。
そういう方が「生きてる」と言う事を感じられる気がする。
そんな考えを抱く人は多いと思う。
実際、何もかも捨ててしまった方が身は軽いし、自由になれる。
何かに依存して生きるより、何も無い大自然の中で気ままに暮らす事が楽しかったりもする。
だけどそれが出来る人が少ないのは、
やはり「何かを捨てる」行為は勇気がいるからだ。
後々の事を考えると全てを捨てるのには抵抗がある。
だから、身分もお金も捨て切ったクリスが見てて気持ち良かった。
ただ、それが良い選択かどうかはまた別の話だが。
また、同様に社会から逃げ出して自分を見つめるために旅に出る人も多い。
俗にいう「自分探し」と言うやつだ。
クリスも何か答えを探してる部分はあった。
僕も何度か自分を見つめる為に一人旅に出た事がある。
そして今にして思う事は、
旅に出ればそれが見つかるかと言うとそうではなく、
今の生活の中でもそれは見つけられるんだと言う事。
気付けるかどうかの問題なんだと分かった。
ただ、旅に出てると普段の生活よりもそれに気付きやすい。
普段と違う環境で違う視点・考え方が持てるからだと思う。
だから旅に出るのは良い事だと思う。
色んな人に会い、色んな風景を見て、色んな体験をして、
一回り自分を成長させてくれる。
この映画を観たらきっと旅に出たくなると思う。