「半落ち」

hanochi.jpg半落ち

読みたいと思っていて読まずにいた本は、
結局後になっても読む事は無い。
僕はそういうのが多い。
この「半落ち」もそんな本の一つ。
ようやく手にした。
ベストセラーにもなったので、
読んだ人も多いのではないかと思う。
現職警察官・梶が、アルツハイマーの妻を殺害し自首してきた。
動機も経過も素直に明かすのだが、殺害から自首までの二日間の行動を語るのだけは頑に拒む。
要はその「空白の二日間」こそがこの話の最大のミステリーなのだが、
見事に最後の最後まで引っ張ってくれた。
梶の人柄が良いだけに、そこまで隠し通そうとする理由が分からないのが、
その謎に更に拍車をかける。
謎の真相は賛否両論だと思うけど、僕はこの答えに納得した。
また、この話では視点が、警察官、検察官、記者、弁護士、裁判官、刑務官と次々と変わって行くのだが、一人一人の心理描写がよく出来てると思う。
ミステリーはとにかく謎の答えが気になるので、
一度読み始めたら最後まで読み切ってしまう。
そんな訳で気付いたら、ミステリーばかり読んでる。
別にミステリーにこだわりがある訳でもないので、
次は違ったジャンルの本でも読もうかと思う。

3 thoughts on “「半落ち」”

  1. このお話、映画版も観たかったけど見逃したから、レンタルして観ようと思ってるよ

  2. ヒロっていつ読書するの?
    通勤の時はiPod聞いてるんじゃないっけ??
    通勤時の読書って即効寝れちゃうんだよね私。

  3. >ha-h
    映画では寺尾聰がはまり役らしいよ。
    俺も映画版興味あるな〜。
    >ヨシエ
    朝の通勤の電車で読んでるよ。
    帰りはiPod聴いてるか、寝てるね。

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