天職

仕事を選ぶ上で何を重要視するか?
職種、給料、勤務地、環境…..
人それぞれ選ぶものは違うだろう。
僕は、一番に職種を重要視する。
今はwebデザイナーとして働いてるのだが、
僕にとってこの職業は天職ではないかと最近思う。
まあ、”天職”と言う程ずば抜けた力を発揮してる訳ではないが、
自分に最も適した職の一つだと感じている。
この業界は今なお驚くべき早さで前進し、
絶えず新しい情報・知識を学んで行かなければ
あっと言う間に取り残されてしまう。
なので一時は、そんなプレッシャーの中でやってくのはきついだろうと思い、
割と安定しているDTP方面に進もうと考えた事もある。
しかし、現状、強制されるでもプレッシャーを感じるでもなく、
僕は進んで新しい情報・知識を取り入れてる。
考えてみれば、webを仕事とする前も趣味でホームページを作ったり、
本やネットで調べて色んな技術を試したりしていた。
元から新しい事を知ったり、何かを調べたり、
技術を身につけたりするのが好きな性格だからだろう。
学ぶ事はきっとこれからもずっと続けられる。
仕事だって何時間でもやれる気がする。
一度手をつけると集中してしまう質なので、
食事の時間すら勿体なく感じる時がある。
とは言っても、帰って寝るだけの生活なんて嫌なので残業はなるべくしたくは無いし、
昼休みもちゃんと取る。
根詰め過ぎも良く無いのでね。
ただ、長時間労働しても仕事に関しては辛いとは感じない。
webデザインのクリエイティブな面も好きだ。
アイデアが浮かばない時は、嫌になるけど、
やはり一つサイトが出来上がると気持ち良い。
最近は、デザインよりもseoやユーザービリティの方が重要だが、
そういうのも含め良い物が出来上がると嬉しい気持ちになる。
若い頃は(と言ってもまだ歳を取ったつもりは無いけど)幾つかやりたい職があって、色々と試して来た。
敢えて苦手と思われる仕事も試してみた。
やはり頭であれこれ想像を巡らすより、
実際に経験した方がどれが自分に合ってるかがよく分かる。
まあ、このwebデザイナーが最終的に落ち着く職かどうかは、
まだはっきりとは言えない。
もう少しだけ、試したい事もあるので。
でも最終的にwebデザイナーとしてやって行く事になったとしても、
それは決して妥協ではなくやりたい仕事でもあるし、楽しい仕事でもある。
その道に完全に絞った時は、今以上に頑張って行こうと思う。
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最近は、頻繁に買う事は無くなったが、よく本を買って勉強してた。
「買って満足!」と言うパターンもよくあるけど…。

「海馬」

kaiba.jpg海馬-脳は疲れない

「海馬」をめぐる、脳科学者・池谷裕二とコピーライター糸井重里との対談集。
扱ってるテーマが「脳」であるから取っ付きにくいと思われるかも知れないが、
とても読みやすい内容となっている。
この本には、脳に関する目から鱗の情報が沢山詰まっている。
本書より、その一部を抜粋。

・三十歳を過ぎてから頭はよくなる
あらゆる発見やクリエイティブのもとである「あるものとあるものとの間に繋がりを感じる能力」は三十歳を超えた時から飛躍的に伸びる。

・脳は疲れない
脳はいつでも元気いっぱいで全然疲れない。「脳が疲れたなぁ」と思わず言いたくなる時でも、実際疲れているのは「目」である。
・脳の成長は非常に早い
実際の体験を通して物事に上達して行く事は想像以上に簡単に達成出来る。何故なら、実践するたびにできていく回路は「二の何乗」という形で増えていくから。
・脳は分からない事があると嘘をつく
脳は理不尽な事があるともっとも合理的な方法で判断をする。例えば、仮に海馬を失うと、脳は欠けた記憶につじつまを合わせるように、自我を保とうとして延々と作り話を作り上げる。
・脳に逆らう事がクリエイティブ
刺激を求めているけれど、同時にいつでも安定した見方をしたがるのが、脳。創造的な事をしたいと思っている人は、画一的な見方をしたがる脳に対して、挑戦をしていかなければならない。

他にも「センスは学べる」、「失恋や失敗が人を賢くする」、「生命の危機は脳を働かせる」、などなど沢山の驚きの事実がある。
この本で知った情報は、その全てが科学的根拠に裏付けられた「事実」である。
そしてその「事実」は誰もが持つ「脳」に関する事。
つまり選ばれた人や、運の良い人だけと言うのでは無く、
誰しもが素晴らしい可能性を持っているって事になる。
これって凄い希望の持てる話だ。
前向きな気持ちになれる。
「自分の脳はまだまだ賢くなる。バリバリ脳みそ使っちゃうよ」
ってやる気が出てくる。
また、脳の働きを知る事で、より効率的な使い方を知る事が出来る。
何だかんだ言って、考える事も感じる事も全て脳なのだから、
それを知ってるだけで今後の生き方が随分変わってくると思う。
三十過ぎてからから脳の働きがよくなるのなら、
「いやー、歳だから」
なんて事も言えなくなるね。
「男は30から」
とはよく言ったもんだ。
僕のピークもこれからだ。

風邪をひいた

…でも治った。
ホントは風邪を引いてる時に、
「風邪ひいてるけど僕は頑張ってます!」
って感じのいやらしい内容で書こうとしてけど、
実際しんどくてブログ書く気にもならなかった。
自慢するけど、
僕は社会人になってから一度も遅刻・欠勤が無い。
(事故・通院などのやむを得ない理由は除く)
こんな血行の悪い顔してるけど、
意外と身体は丈夫なのだ。
多分色が白いのは血が通ってないからだと思う。
しかし今週はかなりフラフラしていたので、
薬に頼る事にした。
生涯皆勤をここで断つ訳にも行かないし。
週末には飲みもあったので。
その甲斐あって体調も回復し、無事皆勤も継続され、
週末の飲みにも参加できた。
ちょっと鼻をすすりながらの参加だったけど。
…あー、それにしても今日はダルい。
金曜、土曜と二日続けて飲みがあったのだけど、
二日とも朝まで行ってしまった。
必然的に土曜、日曜は昼間で寝てる事になる。
そうすると休みなんてあっという間。
「あれ?明日もう仕事?」
そんな感じである。
朝まで飲むのはろくなもんじゃない。
そんな事は百も承知だが、
懲りずに何度でも繰り返すでしょう。
飲んでるうちに、
「今日は帰らなくて良いか」
と、よくそんな気分になる。
周りの皆は僕の事を、
「飲んでも変わらないねー」
と言うけど、
酔ってる時は結構テキトーな奴になってたりする。
まあ、その時点で周りも大分酔ってるので、
多分気付かれてないのでしょうが。

「いま、殺りにゆきます」

imayari.jpgいま、殺りにゆきます

ずーっとミステリーばかり読んでたので、
ちょっとジャンルを変えてみた。
今回はホラーに手を出してみた。
この「いま、殺りにゆきます」は実話恐怖短編集。
一話一話読む度にブルーになる。
でも恐いもの見たさで、
後一話だけと思ってるうちに結局全部読んでしまう。
そして全部読み終わった後に残るのは絶望感。
それと軽い人間不信。
ある意味、幽霊などの霊的なものより壊れた人間の狂気の方が恐ろしい。
何を考えてるのか分からない。何をされるのか分からない。
相手の思考が全く理解出来ない事は本当に恐ろしい事だと思う。
ただ、同じ人間でありながら何故そうなってしまったのか?
そういう部分には少なからず興味はある。
しかし、この話が実話であるとするならば、
表に出ないだけで狂気に満ちた世界はすぐ近くにあるんだなー、と思う。
僕はそういう被害に遭ってないだけラッキーだな。
…と思ったら、
過去に一度不条理な暴力を受けた事があったっけ。
やっぱ危険な世界はすぐ近くにあるんだな。
ちなみにこの本、
ホラー映画を観て、夜一人でトイレに行けない人は読まない方が良い。
特に一人暮らしの女性には勧めません。
引っ越しを考える事になったとしても、
僕は引っ越し代は持ちません。

「半落ち」

hanochi.jpg半落ち

読みたいと思っていて読まずにいた本は、
結局後になっても読む事は無い。
僕はそういうのが多い。
この「半落ち」もそんな本の一つ。
ようやく手にした。
ベストセラーにもなったので、
読んだ人も多いのではないかと思う。
現職警察官・梶が、アルツハイマーの妻を殺害し自首してきた。
動機も経過も素直に明かすのだが、殺害から自首までの二日間の行動を語るのだけは頑に拒む。
要はその「空白の二日間」こそがこの話の最大のミステリーなのだが、
見事に最後の最後まで引っ張ってくれた。
梶の人柄が良いだけに、そこまで隠し通そうとする理由が分からないのが、
その謎に更に拍車をかける。
謎の真相は賛否両論だと思うけど、僕はこの答えに納得した。
また、この話では視点が、警察官、検察官、記者、弁護士、裁判官、刑務官と次々と変わって行くのだが、一人一人の心理描写がよく出来てると思う。
ミステリーはとにかく謎の答えが気になるので、
一度読み始めたら最後まで読み切ってしまう。
そんな訳で気付いたら、ミステリーばかり読んでる。
別にミステリーにこだわりがある訳でもないので、
次は違ったジャンルの本でも読もうかと思う。

インファナル・アフェア

infernal.jpgインファナル・アフェア

先週末、友達と「ディパーテッド」を観て来た。
個人的にマット・デイモンが好きなのだが、
この映画ではディカプリオとジャック・ニコルソンの演技が光ってた。
と言うか、ジャック・ニコルソンの存在感が強過ぎ…。
内容はちょっと余分な部分もあったが面白い。
だが、ラストはやっぱりハリウッドだなと思った。
「そう言えば、元ネタの『インファナル・アフェア』観てないな〜。」
と思ったので早速DVD借りて来た。
まず、設定が面白いと思う。
潜入捜査の映画は結構あるが、警察、マフィアお互いに潜入すると言った設定が面白い。
だから観てる方は常に緊迫感を感じる。
そして主役二人の渋い演技も良い。
ハリウッド版と比べると地味な印象があるが、
個人的にはオリジナルの方が好き。
ラストもやはりこちらの方が好き。
リメイク作品は数多く世に出てるけど、
比べて観るのも中々面白い。
同じ題材で、どう脚色・演出するか。
十人監督が居れば十通りの方法がある訳で。
また、そこに文化の違いも含まれている。
「ディパーテッド」は簡単に銃をぶっ放すが、
「インファナル・アウェア」ではそうでは無い。
アジアに住む僕が「インファナル・アフェア」の方が好きだと思うように、
欧米の人の多くは「ディパーテッド」の方を好むのだろう。
つまらないと思うハリウッド映画が大ヒットするのも、
きっとこうした文化の違いなのだろう。

散歩

今の職場に変わってからは、
毎日昼休みは散歩をしている。
前の職場(反町)とは違って、
関内はお店が多くて楽しい。
各国の料理屋や、ふぐや天婦羅などのちょっと高級な店、
ジャズバーやピアノバーのようなお洒落なバー。
実際に食事をするのは吉野家などのファーストフード系が殆どだが、
こうして歩いて色んな店を発見するのは楽しい。
慣れない土地は好奇心旺盛に歩き回る。
旅行で知らない土地に行った時もそう。
この前、コンビニでお弁当を買って外でランチした。
でも、まだ外で食べるには時期が早かった。
鼻をすすりながら食事した。
外で食べるのは春になってからにしよう。
職場からみなとみらいも割と近い。
ちょっと早足で歩けば、5分弱で着く。
先日、帰りにみなとみらいまで足を伸ばした。
都会と田舎のどっちが好きと問われれば、田舎だと答えるが、
デザイン(設計)された街並も結構好きだ。
みなとみらいの夜景は奇麗だ。
奇麗だと感じる物を観ると、心が静かになる。
ただその奇麗な景色を眺めながら歩いてるだけでも心地良い。
「貴女の方がもっと奇麗ですよ」
たまにそんな奇麗なお姉さんとすれ違う。
こうして時々、奇麗な夜景や奇麗なお姉さんを見て、
明日への英気を養う。
そんなウィークデイ。
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